Top PageWhat's Max Tundra?共演者紹介




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  最新作『Parallax Error Beheads You』 Reviews :

「洗練されたポップ・ミュージックの、最新の指標である。フランク・ザッパ、スティーリー・ダン、スクリッティ・ポリッティ、プリンス、ダフト・パンクといったアーティストのベスト・ワークスに匹敵する、あるいは凌駕するクオリティーを持っている作品だと言いきれる。10点満点」
−Spencer Owen (mog.com)

「別世界のポップ・ミュージック。圧倒的にユニークで魅惑的、新しいヴィジョンで音楽制作にアプローチしている。代えの利かない存在」
−PitchFork

「懐古的な響きを持ったベッドルーム・エレクトロニカのサウンドが蔓延するなかで、このマックス・ツンドラの三枚目のアルバムは、今年聴いた作品のなかで最も好ましいものとなった。明るく、腰が動くようなフックが弾ける、ポップ・ミュージックの傑作」
−The Guardian

「明け透けなキャンディー・ポップスと根暗なベッドルーム・エレクトロニカの中間地点、靄のかかったポップ・ミュージックの真空地帯。彼は、そんな誰もいないような場所で音楽を作っている」
−Prefix Magazine

「脳を刺激され、引っ掻き回されるうちに、いつの間にか自分から欲するようになる。ツンドラの音楽テロリズム」
−NME

「マニアの底力。感染力高し」
−The Wire

「過去三十数年のエレクトロニック・ミュージックの最も輝かしい宝石をスマートに並べた、宝石箱のようなこのレコードは実に壮観だ。そうは味わえない快楽が、あなたの脳のいたる部分を刺激する。これが音楽の未来図の青写真なのだとしたら、正しい道を進んでいるというべきだろう」
−Austinist



biography :

マックス・ツンドラことベン・ジェイコブスは、ピアノが置いてある家に生まれた幸運に恵まれ、幼少期から音楽に親しんで育った。そして健全な少年の多くがそう感じるように、過去の有名な(すでに死んでいる)作曲家の作品を弾くことを強要するレッスンには飽き飽きしていた。「家にあるキーボードで、テレビ番組のテーマ曲とかCMソングを演奏するほうが、ずっと楽しかったよ」とベンは回想する。そうしていく中で、彼は白鍵と黒鍵を叩くだけでは飽き足らず、より広範な作曲活動に踏み出すようになる。

10代となり、コモドール アミーガ 500というパソコンを手に入れたベンは、1ポンド払えば手に入るような音楽ソフトを相棒に、電子作曲の世界への探求の旅に出る。メキメキと腕を上げた彼は、このチープな制作ツールを完全に操る術を身に付け、1998年にはWarp Recordsよりファーストシングルをリリースするにいたった。ベン曰く、「僕の最初の曲に、唯一興味を示してくれたレーベルがWarpだった」。「全部で50ものレーベルにデモテープを送ったんだけど、ほとんどの人が『こいつはどうかしてる』って感じたらしいんだ。『アイディアを詰め込みすぎだ』って妙な難癖をつけてくる奴もいたしね」。そのアーティストとしての活動のなかで、多くの時代の、様々なジャンルの、あらゆる楽器編成の音楽を混ぜこぜにし、音楽界が長らく必要していた新風を吹き込んできたマックス・ツンドラには、しかし、前述のレーベルの人間と同じように、その雑多な音楽性を批判する声が常について回った(彼がアーティストネームをマックス・ツンドラと改名したのには、こうした経緯があった)。

ここ数年、フランツ・フェルディナンドやペット・ショップ・ボーイズといったバンドのリミックスを手がける傍ら、マックス・ツンドラは、ドミノからリリースする三枚目のアルバムの制作に取り組んできた。そうして完成した作品、『Parallax ErrorBeheads You』は、2008年10月にリリースされた。前作のLPを発表してから、今作がリリースされるまで6年が経っていた。この6年という月日は、多くの人間がバンドを組み、アルバムを録音し、そして解散していくに十分足る期間である。しかし、こうしたサイクルの速い(アーティストが年に新作を2枚も3枚もリリースすることを要求されるような)業界にあっては、音楽史に残るような魅力的なプロジェクトに出会うことは、非常に稀になってきている。そうした状況のなかで発表されたマックス・ツンドラの新作で聴ける楽曲群は、重層的なプログラミングに細心の注意を払いつつも、彼がこれまでに発表したどの曲よりも、キャッチーで明るく、記憶に残るものに仕上がっている(彼の過去の作品の多くが、ドタバタとしたホームメードの曲に聴こえてしまいかねないほどに)。 この作品が完成に漕ぎ着けたことで、ベンは自宅にずっとこもっていなければならない日々と、やっと別れを告げることができる。






Discography(随時更新中):
Album
SOME BEST FRIEND YOU TURNED OUT TO BE (2000)
Mastered By Guy At The Exchange (2002) Parallax Error Beheads You (2008)
→amazon

Remix, Compilation
Mogwai "Kicking A Dead Pig" (1998)
*「Helicon 2 (Max Tundra Mix)」収録
VA "kid606 and friends vol.1" (2000)
*Kid606 vs Max Tundra「Five Minutes, Five Seconds」収録
THE FUTUREHEADS "DECENT DAYS AND NIGHTS" (2005)
*「DECENT DAYS AND NIGHTS (Max Tundra Remix)」収録
Franz Ferdinand "THE FALLEN" (2006) *「DO YOU WANT TO (Max Tundra Remix)」収録